2013年11月2日土曜日

どうなるJASRAC。そしてその先の話。

JASRACの公取審決取り消し 東京高裁「参入妨害」


これはなにげに大きな話、だったりね。 

「なぜ独占契約になるの?」

簡単に言うとテレビやラジオ局は、 個別に楽曲の使用された数を調査しないで、自分たちの収入に比例して、 たぶんこれくらいは音楽で稼いだ分、と一括でjasracにお金を渡しているのです。 

しかしこのやりかただと、jsarac以外の会社と契約している楽曲を使うことが局からすると、余計に手間も費用もかかる訳で、 音楽を使う側からしたら、めんどくさいから、 多数派のjasracだけでいいや、となってしまうわけ。 

そうなると、必然的に独占契約的になってしまうのです。

「徴収はいいけど、分配は?」

そして「個別楽曲を調査しない」のだと徴収の方はまあいいとしても、 分配の方はどうしてるの?という疑問がでてくる。 

この辺いろいろグレーで、Jasrac よりきちんと著作者に分配されてないことを指摘している人も多い。

 個人的には手作業の時代ならいざ知らず、 TVもラジオも一発で余裕で楽曲のデータ化が出来る時代に (shazamとCDDBで自動化しちゃおうか、みたいな。なんならうちが作りますよ。(笑))

 この方法は時代遅れと既得権益的な部分と思う訳です。 

ちなみに僕もjasrac会員だけど、不勉強にしてこの分配の部分はよくしらなかったり。

「でも仮にJASRAC独占が崩れるとどうなる?」

 ただし、この件、一つ付け加えると、自由化されると 当然そこに競争が生まれる訳で、 そうなってくると、著作権使用料の買いたたき、値下げ合戦というのが発生するはず。

 著作者にとっての幸せがJasracの解体のその先にあるのかは正直わからない。

 著作権者達は絶対そこまで見た方がいい。 

Jasrac憎し、だけではダメじゃないかな、

という視点も重要ですね。



ちなみにこの本は勉強になるので、音楽家、音楽ビジネス志望者は全員読んどいた方がいいかも。


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