2013年4月28日日曜日

なんで君が代の伴奏はオーケストラなのでしょう?


日本の国家、君が代。

歌詞の最後の部分「こけのむすまで」のあたり、
外国にいわせると「なんか途中で間違えて終わったような感じがする。。。」のだそうだ。

ほかの国の国家みたいに西洋風の終止形でないし、日本人が聞いても、んん、という耳慣れない感じがするかもしれない。
なんにせよ、国際大会なんかでいろんな国の国家が演奏される場面では、不思議な、存在感をはなっていることはまちがいない。


君が代が作られたのは明治時代初め。

江戸時代がおわって、さあ、経済も科学も軍隊もいそいで西洋に追いつかなくては!
という時代。

音楽ももちろん西洋風音楽教育を取り入れなくちゃ!ということで、
大急ぎで、教育課程の中に、西洋音楽を取り入れていった。


そんな時代の中作られた、「君が代」は宮内庁雅楽局が作ったメロディに対して、
ドイツの作曲家が和声や伴奏を作っている。

( 雅楽の中でもものすごく宇宙的で不思議な音がする、笙が売ってた。10万円。。。 雅楽 笙(しょう))

もともとは吹奏楽用の曲だったのだけど、すぐにオーケストラ用の伴奏が用意された。


だからこそ雅楽でも西洋音楽でもない和洋折衷の独特の不思議な楽曲になったのだ。

そのアンバランスさが、どこか日本らしいといえば、らしいのかもしれませんね。


2013年4月24日水曜日

炎上事件から思う、クリエイターとIT技術の関係


連続起業家として有名な家入一真さんとデザイナーの
若野桂さんがもめているのがネット上で話題になっていますね。

「ホリエモンと家入一真トークイベントで燃料再投下、ロゴとか5000円でやってくれる人いるでしょ発言にデザイナー若野桂さん再びブチギレ」

事の真偽はわかりませんし、どちらの方も個人的にお会いしたことが無いのでわからないのですが、
(あ、でも家入さんの会社のシェアオフィスは借りていた。)
このロゴとか5000円でやってくれる人いるでしょ、的な発言はちとどうかなあ、と思う訳です。

その前に、家入さんが、「若野さんのファンだった」と発言している訳ですし、
どうもこの部分に矛盾が生じている、と感じるわけです。


ちなみに、IT業界人は、クリエイターへのレスペクトとか、わりとすぐ口に出していいますが、
こーうこと言うと、それがすべて、嘘みたいに聞こえちゃう。


IT技術はそもそも、クリエイターの裾野を広げ、享受する側へのメディアが広げるという
意味ですばらしくクリエイティブに対してしてポジティブな物です。

でも、その反面、デザイン、楽曲など、クリエイティブがどんどん無料に近づくという「現実」が有ります。


でも、IT 技術側もクリエイターも前者のポジティブな力を信じていきたいのです。

最初から安値買いたたきが目的、みたいな顔が見えたんじゃ、IT技術を信じたクリエイター達が馬鹿をみただけで、悲しいってことですよ。

ニコニコ動画もYOUTUBEもクリエイターへのレスペクトとそのコンテンツを広めることのためにやっている、という建前のはずで

少なくとも表向きはそういう姿勢でなくちゃいけないと思う。

ただでコンテンツ作ってくれてラッキーって、言い出したらこれはもう駄目、ダメダメのダメなのです。

すべてのクリエイターとファンのために、とかレコード会社や出版社の中間搾取がどうのこうの、とかいってるのが、全部すべてうそっぽくなっちゃう。

そもそも、どんな技術も功罪両面を持っているわけなのですから、

功の部分を信じていきたい物です。

そういう意味でちょっと悲しい事件でした.



2013年4月20日土曜日

Twitter musicスタート!その特長とは?

Twitter、好みの音楽を探して聴ける「Twitter #music」、今後は日本展開も?

Twitterの音楽サービスがスタートになったようです。日本はまだサービス対象外のようですが、、、
このサービスの特長は、いままでのレコメンド系サービスやストリーミングサービスと違って、「ユーザの行動分析」にスポットが当たっている所に有ります。

iTunes  やgoogle musicなどのサービスはユーザーに利便性を提供するものの、裏で取得している行動データは公開しないのが普通でした。

というかそれが彼らのビジネスのメインの部分であるのですから。

今回はそれを公開するのがサービスの肝ということで実は視点としては全く逆の発想になります。

となると、これはむしろ発信側のマーケティングデータとしての役割も持つことができそうです。

もともと、センス、や’カン’といったものが幅をきかせ、マーケティングデータの蓄積ノウハウが極めて少ないのが、音楽業界です。

もちろんそれにも善し悪しが有るとは思うのですが、twitter musicはリスナーのみならずレコード会社や制作の方にも目が離せないデータとなるのでは、と思ったりしてます。




2013年4月11日木曜日

話す技術

ブログやSNSなど、日常的に文章を書く人はむちゃくちゃ増えた。

おそらくは人類の歴史の中でも最大の人数が文章を書いていると思う。

そのため、各人の文章力は磨かれ、文章で物を伝えることはぐいぐい上達していく。

その反面、

「話すことで内容を伝える」、話す技術

ということに関しては、まだまだ低いレベルに有るんじゃないだろうか。

なんでも人に話を伝えるときに言葉の内容は20%くらいしか影響しないらしい。


どんなに文章がうまい人でも、その文章力を生かして、言葉にしてもこれでは通用しないってことだ。


話すとき大事なのは、トーン、速度、姿勢、表情

声は低めに、ゆっくりと。

伝えようと思えば思うほど、ついつい言葉数が多くなる傾向に有るけれど、

むだな飾り文句は避け、重要なところをわかりやすく。


言葉自体はほんの少しで充分だ。

2013年4月10日水曜日

音楽のきっかけの3要素とは。アイドル音楽はBGM?


もともと音楽の起こるきっかけには三つの要素が有った。

それは

「農耕」、「宗教」、「舞踏」

それぞれ、農作業を行うときのかけ声、宗教儀式のための音楽、踊るための音楽

ということ。

これが人類が音楽を必要になった最初の理由。

観賞用の音楽」、「芸術のための音楽」という概念が出るのはずっとずっと後のこと、16世紀以降になってから。

さらに、19世紀に「BGM」という概念が発生し、音楽は映画やTVなどより幅広い物になった。
(作曲家エリック・サティが元祖と言われる)


現代のアイドル産業もある種のBGMと言えるかも。
自分たちの応援するアイドルと結びついてその場をより盛り上げてくれる物としてね。


さらに、20世紀になってより一般的に登場したのが、「教育」という意味での音楽。

もともと「古代、音楽は数学だった?」で書いたけど、音楽は理系学問だった、

それが、近代ではさらに、教養や情操教育という方面で、重要視される物となった。


また、つい最近では「音楽療法」が登場、心理、医療の方面にも、その役割を持つようになる。


こうして見ると、なかなか音楽の広がりはおもしろいですね。

2013年4月8日月曜日

音楽教育は何歳までに始めるべき?

なんてことが気になっている世のお母さん方も多いでしょう。

YAMAHAの音楽教室は一歳児からコースが存在します。

となると、早く始めるぶんには早すぎるということはなさそうですが、
それ以外にも

6歳までに音楽教育は記憶力の発達が飛躍的に伸びる、

6歳までにピアノを習った子は年をとった後アルツハイマーにかかりにくい、

6歳までの音感教育が一番絶対音感が身に付きやすい

なんて研究が有ったりします。


’6’という数字がよく出てくるキーワードのようです。

これらのことから遅くとも6歳までに音楽教育、情操教育を始めるというのが良さそうです。

筆者は3歳から始めさせてもらいましたが、物心ついた頃には、

絶対音感はありましたし、自然に音楽に対する強い感性を身につけさせてもらった気がします。


愛の周波数ってマジ?古代ソルフェジオ音階


何となくネットサーフィン中に見つけてしまったオカルティックな音楽の話。

「古代ソルフェジオ音階」

古代ソルフェジオ音階は396、417、528、639、741、852(Hz)の周波数の音のことで、

それらの数字は旧約聖書の「民数記」の中に暗号としてあったり、

ピラミッドや幾何学、宇宙論、フィボナッチ数列とも関わりがあるらしく、

また528khzはなんとDNAの修復すら促す、「愛の周波数」なのだとか。


読んでもいないのに、勝手なこと言うのは何なのだけど、

説明を見るだけでも、うさんくさすぎて、どこから突っ込んだらいいかわからない。。。


ちなみに楽器を調律する際には基準音としてラの音をある周波数に設定します。

シンセサイザーはA(ラ)=440Hz, ピアノは普通441Hzが多いです。

オーケストラは442Hz以上に調律したり、

ポップスの中でそのパートを浮き立たせたい場合は、

あえて、高めにチューニングしたり、と

変則的な技を使うことも有ります。


A=444Hzにチューニングすると Cが528Hzになるのだとか。

とすると、チューニングをちょっと高めにすれば、DNAが修復される!

というなぞの理屈が展開される訳ですが、はてさて。。。。


というか読んでみたくなったぞ。


2013年4月6日土曜日

音楽の歴史を7分で勉強?!





ototoyで紹介されていたおもしろビデオ

エジプトのピラミッドから始まり、古代ギリシャ・ローマ
それに、グレゴリオ聖歌からルネサンス時代のパレストリーナ、
バロック時代の教会音楽、ビバルディ
そして4分のところでいよいよバッハが登場。

その後はモーツアルト、ベートベンなどのクラシック作曲家が並びます。

やがてジャズ、が登場、ロック、ブルース、エルビスにビートルズ
と現れ、ジミヘンなどのロックの名手を超えて、
エレクトロニカまで登場、最後はケミカルブラザーズで締めくくります。

そして最後の最後にちゃんとオチ付きです。

これはイタリア語(??)かなにかなのか、僕にはときどき読めないのが有るのが残念ですが、わかりやすいかわいい絵も最高にキャッチー、なによりも素敵なアイディア。

こうして見るとどんな音楽もやっぱりつながってるんですね!


これは西洋音楽ですが、もし日本語版を作るとしたら。。。。
農耕音楽から始まって雅楽、軍歌、歌謡曲、テクノ、J-pop、最後はボカロになるんでしょうか.



ototoy.jp
5万年におよぶ音楽の歴史を7分で見渡せる動画が登場




2013年4月5日金曜日

これからDTM始めるなら?簡単セットを考える


ベリンガーAudio interface付きミキサー XENYX 302USB
やSteinbergのUSBオーディオインターフェース デスクトップ型 UR22
のように、最近はやたらやすい音楽機材が増えてきました。

僕の始めた頃はセットをそろえると数十万かかるというのが、当たり前でしたが、いまなら格安でできそうです

ちょっと調べてみると、、、

PC本体:Mac book Air 88,800
オーディオIF:302USB 3,980
シーケンサ:ガレージバンド(フリー)
マイク:SM58 7,480
MIDIキーボード:microKey-37 7,780
合計:108,040

たとえば、シンガーソングライターの方なら、これだけで、歌ってオケ作って、と一通りのデモが作れてしまう訳です。
PCなら多くの人が持っているでしょうから、音楽機材だけならば、15260円です。

十年前と比べるとすごい時代になった物だと思いつつ、


ふと、おそろしい事に気づいてしまいました、

マイクの名機、SM58(ゴッパー)だけは10年前と同じじゃないですか、、、、

おそるべしゴッパー。


もし初心者の方のオススメ機材等で質問有れましたら、

コメントしてくれれば返答します。



2013年4月4日木曜日

秋元康さんの「無報酬」発言に考える


「無報酬でポスターやキャッチコピーを作ってもらう」クールジャパン推進会議、秋元康の発言に非難轟々

秋元康氏のこの発言

「無報酬」という言葉が一人歩きして炎上してますが、いったいどういうつもりなんでしょうか。

これに対するクリエイターからの大きな反論がおこっていますが、それももっともです。

成果物に対して、報酬を払わない、といってるんですから。

そもそも、クリエイターは金銭だけで動くもんでもないし、モチベーションだけで動くもんでもない。

お金要求したら守銭奴と見られたり、モチベーションだけで動こうとしたら、人に利用されたり、なかなか大変な立場なのです。


ですが、この発言、個人的には秋元氏が本気で言ったとは思えません。

クリエイターの成果物のクオリティは金銭×スキル×モチベーションで決まると思ってます。

予算がないときは、モチベーションを如何に挙げてもらうかを、工夫すべきだし、

逆に言えば、予算が有るプロジェクトの場合

そこそこの金銭でクオリティが挙げられるなら、

むしろ楽だったりもするのです。

いろいろな物作りの現場にいる方なら、たぶん実感されているでしょう。

以前のこのような例もありますし、

大阪市天王寺区がデザイナーを「無報酬」で募集し批判殺到で中止に


要するに、これは秋元康氏の炎上マーケティングなのではと思う訳です。

結果的に言葉が一人歩きして、話題になっている。


仲間内でルールを決めて選挙をおこない、それをいかにも
皆に関係のある大きな関心ごとのように仕立て上げることも

アイドルを反省のため丸坊主にすることも、

「無報酬」っていってみたりすることも、

すべて話題づくり、と考えると合点がいきます。

うーん、、すごい手法だなあ。。。と。

素直に関心。

あまり露悪趣味になってもなんですが、見習うべきところは見習うべきなのかな。。。。





2013年4月2日火曜日

ピアニストの脳を科学する 超絶技巧のメカニズム




タイトルは「ピアニスト」といってますが、実際には音や音楽を感じるときの脳のメカニズムの話、

と思って読んでみるといいと思います。


  • なんで楽曲の中から自分の得意な楽器は聞き取りやすいのかな
  • なんでコードの音をバラバラに聞き分けられるのだろう
  • なんでピアニストは無意識に指が動かせるのか


なんて疑問に答えてくれます。

実際にピアノや楽器をある程度弾いた方なら経験有ると思うのですが、
指の動きを自分で意識したとたんにこんがらがって、
急に弾けなくなってしまったりしますよね。

あれ、どうやって指動かしてたのだっけ?。。。。みたいに。
あれも脳が記憶しているからなのですね。

脳の科学といってもそれほど専門的な話はでてこないので、さらっと読めます。