2013年3月2日土曜日

音楽情報処理って聞いたこと有りますか?


僕は以前音楽情報処理をやっていた。

そんな学問分野ホントにあるの?と思う人が多いと思うけれど、
音楽情報処理は意外と幅が広く、感性の情報処理や、人間のクリエイティブのモデル化、ある種の人工知能、までターゲットになってくる。

要するにコンピューターで音楽を扱ってみたら、
意外といろんなことの研究が必要になっちゃったということなのである。

音楽情報処理はひとつの例としたけど、こんな風に音楽が絡む分野ってたくさん有るわけで、
音大の授業ではおなじみの、美学や、音楽史、民族音楽学なんかはもちろん、
音楽教育、音響、音楽心理学、音楽療法なんて分野もある。

それに(ロック史とか)音楽社会学、音楽産業論とかもそんなふうにいえるかな。

もっといえば、BGMが人々の行動に与える影響を計るBGM心理学、
音楽が記憶力や精神状態に与える影響を計る音楽脳科学、
スポーツ選手のメンタルトレーニング用の音楽スポーツ科学、
だの、あってもいいかもしれない(笑

まあ、それくらい音楽は実は不思議で多岐にわたる分野なのです。

どれがいい音楽か、ふさわしい音楽かなんて、誰も答えを持ってない、
正解はどこにも無くって、なんとなくつかみ所の無いふわふわした物、でありながら、ゲームも映画も日常生活も、音楽が無くちゃ実はほとんどなりたたない。

摩訶不思議な物なのです。

そんな中でも、「ミュージック・エデュテインメント」とは、音楽教育をベースとしながらも、
どれだけ、エンターテインメントやゲーミフィケーションを

取り込んで、どれだけ音楽を身近な知育道具、学びへのはしわたしとできるか、というのをテーマとしているわけなのです。

音楽は単なる空気の波形でもって、人の心理や
体をコントロールすることすらできる。
僕は現代の魔法だと思うのです。

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