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2016年2月29日月曜日

VRの父は、インドの笛を吹き鳴らすミュージシャンだった。




世界で初めてVRゴーグル(ヘッドマウントディスプレイ・HMDとも)を売る最初の会社を作ったのが、ジャロン・ラニアー。

バーチャルリアリティという名前を作ったのも彼であり、「バーチャルリアリティの父」と呼ばれています。

彼が設立した会社「VPL」がEye phone というVRゴーグルを売り出したのがその最初だったようです。






重さ2.4kg、解像度320*240(片目それぞれ) 値段は9400$。日本円で百万円以上の値段ですので、普及をするには少々高いですね。

またジャロンはAtariで手袋型の操作デバイス、パワーグローブを開発していた人物でもあります。

Atari倒産後も、それを引き継ぎ、このVPLではVRとパワーグローブとを販売していました。




ジャロンの会社は当初こそは期待を集めたようですが、やはりまだ時期早尚だったのでしょうか、残念ながら翌年の1990年に倒産してしまいました。

そして、VRの隆盛は2016年の現在まで待たねばなりませんでした。


[ミュージシャンとしてのジャロン]


このジャロン、ジョンレノンの息子ショーン・レノンらとの共作など多くの作品や演奏も残しているプロのミュージシャンでもあります。

中でも、インドや、東南アジアなどアジア地域の民族楽器に強く、様々な演奏が残されています。

そもそも当初のパワーグローブ開発のきっかけも、バーチャルな楽器を作りたかったという動機だったとか。

そう、ふと考えてみれば、様々な楽器というのは、「デバイスについて思考する」、意外な入り口になるのではないでしょうか。

だって、楽器って、すべてインターフェースと共鳴部分の組み合わせですから。そもそも楽器はインフェース部分と、弾く、こする、たたくなど、の部位に分かれ、、、、、、、(この話は長くなるのでこの辺で)。

ギターヒーローしかり、バーチャルなデバイスで楽しめる楽器はもはやすっかりおなじみになりました。

果たしてVRでは何が起きるんでしょうか。

ぜひ、次世代の開発者には、「VRの父」の意を汲んで、あたらしい音楽を生み出すようなVRの開発も期待しております!!

2016年2月6日土曜日

VR元年、世の中はどう変わる?

[VR元年なのか?]

2016年、VR(バーチャルリアリティ元年)と呼ぶ声も多くなってきたようです。

こういう**元年みたいなものは、後から振り返って、「あーあの時が元年だったね〜」みたいな感じでわかってくるものですよね。

なので、今年が元年となるのか、それとももう少し後になるのかまだ先になってみないとわかりませんが、VRの爆発的普及まで少なくともかなり近づいてきたんじゃないでしょうか。 

というわけで、これからどうなるのか、考えてみました。

[VR滞在時間の増加]

ネット黎明期より、今までインターネット滞在時間はぐんぐんと伸び、今では、1日の大半をオンラインで過ごすという人も珍しくないですよね。

同じようなことがVRでも起こってきます。

最初は、一部の人が1日数時間だけゲームをやってみるという程度の利用法になるとは思いますが、やがて、教育や医療などでもその利用法は増加し、生活の一部になっていくでしょう。


[世界はどういうことが起こる?]


もし、そんな世の中になったらどんなことが起きるのでしょう?


  • VRエンタテインメント・産業

旅行、ライブなどのエンタメはもちろん教育・医療、セックス産業、など現実世界で代換え可能なものから変わっていく、と予想されます。

  • 仮想世界技術者の不足
仮想世界にはひとつ問題があり、それは仮想世界の構築にはひたすら工数(手間)がかかるということ。

もし、人間がVR世界に生きる時間が増えていくと、仮想世界を作る人間がどんどん不足していきます。

ここにはかならず大きな技術的なブレイクスルーか必要になるでしょう。

人工知能が仮想空間をどんどん構築していく、といったような解決策が必要になります。

現時点では、こんな風に仮想世界から仮想世界を構築するのもありかもしれません。



  • 現実の貴重・希少化
バーチャルでは体験できないものが、より希少価値を持つようになります。VRで楽しめるものはより、低価格化、気軽に手に入れられるようになりますが、逆に現実なものは、希少化し、普通の人の手の届かないものになってしまうかもしれません。

たとえば、選ばれたお金持ちのみが、本当の海外旅行ができるが、普通の人はバーチャルで満足・我慢する、といったような世界です


[結論]



そんなSFみたいなことはまだまだ先のことかも、と思うかもしれませんが、技術というのはいつでも人の予想を裏切って、進化するものです。

仮想世界が現実世界を凌駕するなんて時代は以外とすぐ来るような気がします。