2014年3月25日火曜日

ビッグデータ解析から本当にヒット曲が作れるのか?


ワーナーミュージックが音楽認識アプリShazamと戦略的提携、ビッグデータとA&Rが連携した新人発掘を目的とするShazamブランドのレーベルを立ち上げへ 

なんて記事が以前でました。

レコード会社にはA&R(Artist and Repertoire)という役職が有ります。

彼らは、新人を発掘したり、育成したり、また、それにあった楽曲を作らせたり、用意したりを行い、要するに、プロダクトの「プラニング・開発」にあたる部分を担う人たちです。

本来プランニングであれば、過去のデータやマーケットリサーチをどうやって注意深く行い、いま市場の求めているものや時代に会った方向を導いていくものなのだけど、音楽というのはなかなかそれがむずかしく、どうしても主観になりがちなのです。
(それが悪いというのではなくだからこそ格好いいものがうまれるというところですが。そして他のコンテンツと音楽との違いは、音楽がアーティストという人を軸にしているということかなあ、と筆者思っています。)

そんな状況でクローズアップされたのが「ビッグデータ」
まあ、「ビッグデータ」といっても、大量のデータを解析するという文字通りそのまんまの技術なんですが、

Shazaの持っている再生回数や、検索回数、ボーカルの性別、音域、楽器の構成などを利用し、たとえば、「どこそこの地域」で、「こんな感じの編成」がはやっているから新人育成はそんな方向にしようか、みたいな利用方法が考えられます。

さて、こう聞くと、こんなことでヒット曲になるのかしら、とみなさん、すこし疑問符が付くところでは有りますが、これもヒットへの一つの切り口ではあるはずです。
(すべてではないですが)

また、オンラインゲームやラノベなどの世界では、リリースして反応を見て、ブラッシュアップして、の繰り返しがもう常識ですし、そのサイクルはどんどん早くなる一方です。

音楽もどんどんタイトルがながくなり、バージョンアップが次か次へ行われるような時代がくるのでしょうか。

「次回バージョンはギターのバランスを下げたバージョンのリリースです」

みたいな。








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