当分人間に機械は勝てない、と言われていた碁の世界で、人工知能はついに人間を破りました、というニュース、が最近駆け巡りました。
また、
googleの機械学習システムのインパクトは??
でも書きましたが、tensorflowやIBMのワトソンのように、エンジニア諸氏にとってはかなり身近に使える人工知能がふえてきました。
それ以外にも、もうすぐ人工知能が巷の職の50%を奪う、だとかいろんなところで人工知能について耳にする昨今です。
そんなことを聞くと、いますぐにでも、自分で考えるロボットがでてきて、なんでも解決してくれる、、、、どころか、友達になれたりする、、、なんてイメージがありますが。
ドラえもんや鉄腕アトムのような人工知能が発生するのはおそらくもう少し時間がかかりそう。
「人工知能は誤訳なのでは??」
そもそも英語ででいうところの「artificial inteligence」は「人工知能」とよんでいいのかどうかという疑問すらあります。
artificialには人工以外にも「模造の」とか「代用の」なんて意味があります。
「人工知能」ではなく「代用知能」なんて言い方をすると、、、、、
ほら、だいぶイメージが変わってくるでしょう?
現在の人工知能は、人工知能というよりも、代用知能に近いものだと思った方が良いです。
人工知能の移り変わりを歴史的に見ていきますと、コンピューターの歴史に伴い、
- ルールベース(エキスパートシステム)
- 大量のデータを基にしたアプローチ
- ディープラーニング(ニューラルネットワーク)
というふうに順に変わってきました。
(筆者が学生時代はたいていlispという言語でやっていましたが、いまはもう見なくなりましたね。)
現在の花形は最後の「ディープラーニング」と言うやつになります。
どれも基本的には、過去の外界のデータが存在して、それをどうやって分析して、新しい事情に対処させるかというテクニックになります。
「感情」や「ひらめき」をどうするか
そして、一貫して言えることは、結局、「感情」や「ひらめき」を、どう扱うかというところに関しては解決法が提示されていないってことなのです。
それが解決しない限り、「人工知能」はあくまでも、「代用知能」にすぎない、のではないでしょうか。
過度に恐れたり、過度に期待をしてもいけません。
で、その分野で興味深いのが、芸術と人工知能の研究です。
つづく。
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