ふと気がついたら、音楽が耳について離れない!!
誰でも、そんな経験ありますよね。
ちなみにこの現象英語では、耳の中の虫(earworms)というそうです。
[音楽は様々な方法で、脳の中にしまわれている]
音楽は人によって感じ方のまったく違うものです。
ですので、それはそれぞれ個人個人のやり方で脳に記憶されます。
その際に、その時の場所の雰囲気や、身体感覚なども含めて、記憶されます。
これが、大きなキーになります。
たとえば、高校時代のテスト中に聞いていた曲は、その時の、「ストレス」とともに記憶されます。
すると大人になって、なにか「ストレス」を感じた時に、その曲が脳の何処かから再生されるのだそうです。
[脳の無意識の記憶]
これは無意識の記憶というやつで、急に、あ、今日はラーメンが食べたいな!とふと思いついたりするのと同じメカニズムです。
このことにも、その日の天候や(知らず知らずのうちに寒い=ラーメンと結び付けられていたり)、意識せずに視界の端に写った「ラーメン」という文字に脳が知らず知らずのうちに、ラーメンを思い出しているからです。
[文字が出現する前は記憶の手段として音楽を使っていた]
音楽が耳についてはなれない、ということは、逆に言えば人は音楽を通じてそれ以外の様々な情報を記憶することができるということです。
どうして、音楽はこんなにたくさんの情報量を記憶することができるのでしょう。
人類20万年の歴史の中、書き文字ができたのは5000年前に過ぎません。
人間は書き文字ができる以前は、音楽に言葉を載せて、記憶する手がかりにしていたようです。
だからこそ、音楽は、言葉や、その周りの様々な情報とともに、一緒に脳にしまうことができるのでしょう。
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